きくらげの栄養
きくらげはビタミンDと食物繊維を豊富に含む食物です。
ビタミンDはヒトの免疫力に関わる大切な栄養素です。骨密度を高める効果もあり、不足すると骨粗しょう症の原因になります。
日光を浴びることで体内に生成されるものですが、近年、紫外線ケアの意識と習慣が浸透したこともあり、特に現代の日本人には不足しがちと言われています。これからの生活環境においてはビタミンDを意図して食物で摂ることが重要なのです。
きのこ類は総じてビタミンDを豊富に含みますが、きくらげの含有量は100gあたり85.0㎍と群を抜いています。厚生労働省が推奨する1日の食事摂取基準量9㎍を、きくらげだと約10グラムで摂取できます。含有量2位のまいたけでは約180グラムが必要ですので、その差は歴然です。
きくらげは免疫に作用するビタミンDをもっとも効率よく摂取できる食物なのです。
安心・安全な国産きくらげ
日本で食べられているきくらげの約97%は海外から輸入されており、そのほとんどが中国産です。
中国産だからすべての品質が良くないというわけではありませんが、残留農薬の基準値違反はたびたび報告されており、すべての品質管理が十分とはいえません。
きくらげを安心して食べていただけるよう市中のきくらげの国産比率を高めたい。そのために栽培環境を厳密に管理した安心・安全な私たち国内のきくらげ農家がつくったきくらげをもっともっとお届けできるよう努力して参ります。
日本の食卓にきくらげを
きくらげというと中華料理の具材というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
毎日適正量を食べてもらうためには、日本のご家庭の味にもっと採り入れていただくことが必要です。
普段の献立の食材のなかに加えていただけるよう、きくらげ独特の食感を活かした加工品やお惣菜レシピも提案して参ります。